ワルシャワの新たなランドマーク、Crowne Plaza Warsaw HUB

都会の喧騒と自然の調和が生む、新たなホテルインテリアデザイン

ワルシャワの新たなランドマークとなるCrowne Plaza Warsaw HUB。そのインテリアデザインは、都会の喧騒と自然の調和が生む、新たなホテルインテリアデザインの可能性を示しています。

このプロジェクトを手掛けたのは、Tremend Sp. z o.o. Sp.kとGhelamcoのチーム。彼らは、IHGブランドの基準に従い、ワルシャワのWola地区にあるWarsaw HUBビルにCrowne Plaza Hotelのインテリアをデザインしました。その結果生まれたのが、金色、木材、大理石、緑、エメラルド色の布地が絶妙に組み合わさったユニークなインテリアです。

ホテルのエントランスエリア、ロビー、ラウンジ、中央のバーは、地上階に位置しています。バーは人々が集まる中心地であり、その重要性を強調するために、バーカウンターの上には銅製の構造物が設置され、そこからは緑の蔓や照明器具が垂れ下がっています。一方、レストランは金色、木材、緑、エメラルド色のソファの組み合わせで、金色のプレートが形成する音響天井が空間に特徴的な雰囲気を与えています。

このプロジェクトの特徴的な要素は、自然との調和を重視したデザインです。空間全体がリラックスした雰囲気を醸し出し、自然と調和しています。また、プロジェクトでは、良好な音響吸収性能を持つ素材が使用されています。

プロジェクトの最大の課題は、騒がしい都市の中心部に位置するホテルのインテリアをどのようにデザインするか、という点でした。しかし、チームはこの課題を乗り越え、都市の活気とヴィスワ川のシンボルとなる色彩とテクスチャに溢れたインテリアを創り出しました。

このプロジェクトは2021年にA' Interior Space, Retail and Exhibition Design Awardのゴールデン賞を受賞しました。この賞は、デザイナーの才能と知恵を反映した素晴らしい、優れた、トレンドをリードする作品に授与されます。それは芸術、科学、デザイン、技術を進化させ、その卓越した特性で世界に大きな影響を与える製品や明るいアイデアを讃えるものです。


プロジェクトの詳細とクレジット

プロジェクトデザイナー: Magdalena Federowicz-Boule
画像クレジット: Image 1/2/3/4/9 Piotr Gęsicki
プロジェクトチームのメンバー: Magdalena Federowicz-Boule, Daria Cichoń, Olga Szczepankiewicz, Łukasz Zalewski, Ewa Dolot, Aleksandra Falba, Maksym Tkacz, Piotr Kanclerowicz, Ula Rymanowicz, Joanna Kuzio, Radosław Klimek, Klaudyna Czechowska, Renata Kuczera, Michał Puchalski, Anna Stachi, Jolanta Grzybowska, Aleksander Dymkowski, Paulina Szarzec, Kama Kowacz
プロジェクト名: Crowne Plaza Warsaw HUB
プロジェクトのクライアント: Magdalena Federowicz-Boule


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